郡王記   編・著 かすろう

ブログの名前は気にしないでください

【世界一】福島のラーメン3選

 最近テレビや本などで、カンニング竹山さんが福島のPRをしてくださっているのを見ることがしばしばあります。なにを隠そう私の出身が福島なので、とてもうれしい気持ちになるのですが、うろ覚えながら、竹山さんがこんなことをおっしゃっていました。「福島のラーメンが日本一ウマい」と。ついつい「わかってンじゃぁ~ん」と思ってしまいました。偉そうでした。

 ラーメンならば「札幌ラーメン」や「博多ラーメン」が有名ですね。札幌なら「北海道」博多なら「福岡」と、わりとパッと都道府県名と結びつきますよね。しかし、「喜多方ラーメン」や「白川ラーメン」。これらもしばしば聞く名前ですが「喜多方?白川?どこそれ?」こんなムゴいことを言われてしまったことが何回かあります。

みなさん全然わかってくださいません!どちらも福島県なんです!ええ、竹山さんがおっしゃる通り福島のラーメンが日本一、いえ世界一ウマいんですよ!ホント、ラーメン食べに来るだけの旅行でも後悔させません!そんなわけで、今回はオススメしたい地元のラーメンを3つ厳選して紹介したいと思います。

 

 

自慢のタンメンの「大三元」

 最初はこの大三元というお店です。このお店大きな特徴があります。それは...

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この通り。なんとメニューが三つしかないのです!そのうち二つはタンメンの普通盛と大盛なので、実際は餃子とタンメンの2品だけなのです。しかし、メニューが少数ということは、それだけそのメニューに自信があるということです。ご覧ください

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大盛タンメン

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餃子

まずはこのタンメン。一言でいうなら 

「ヘルシーの暴力」

です。キャベツやもやしなどの野菜が具材の中心であり、味は塩がメインなのにも関わらず、圧倒的な満足感です。シャッキシャキの野菜とモチモチの麺を交互に食べているうちに気が付いたら完食しているようなタンメンです。後には満腹感と満足感だけが残る幸せなラーメンです。それにもかかわらず重くなくヘルシーなので、お年寄りの方がよく店に来ていますね。女性の方にもオススメしたいラーメンです。

さらにこの餃子です。「ヘルシーだけじゃ満足できない!」という肉食の方のニーズはこの餃子が満たしてくれるでしょう。ホクホクで肉厚、外はパリパリでごま油が香る、「見た目以上にズッシリした餃子」ですね。初めて注文した際は「値段の割に少ないな」と思いましたが、食べ終わると「値段の割に多いな」と思ってしまいました。それぐらいにはズッシリしています。たった二品ですが、間違いなく「洗練された二品」といって間違いないでしょう。運ばれてきたらすぐに

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こうなること間違いなしです。

 

超こってり系の「エビスヤ」

 次はこってり系のラーメンをご紹介させていただきます。

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 白川ラーメンを提供する「エビスヤ」というお店です。鶏だしの中華そば、さらに大盛野菜ににんにくが効いた(母談)味噌ラーメンも美味しそうなのですが申し訳ありません、私は注文したことがありません。いっつも「支那そば」を頼んでしまうのですよね。気に入ったものばっかり食べるタイプの人間なので...それでそんな支那そばですが

 

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支那そば

 画像では伝えられないのが惜しいですが、こってりとした魚介の香りがたまらんです。実は結構昔から通っているラーメン屋でして、幼い私は「これが魚介の香りなんだなぁ」と頭にインプットしました。(そんな幼くもなかったかも)私の中で「魚介」の味と香りを定義づけたラーメンですね。このラーメン、香りもさることながら一口目のインパクトが凄いです。コクが凄いです。一口目でお客の心をつかんでしまうヤベェラーメンです。この一口目のインパクトのせいで、店に来るたびず~っとこの支那そばを食べ続けています。ただ、最初のインパクトと濃厚なスープのせいで、人によっては途中で飽きがきてしまうかもしれません。なので香りとコクを十分に味わったら、後は一気に

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勢いよくすすってしまうのがベストだと思いますね。

 

ラーメンが「中華そば」たる「特札堂」

ラーメンのことを「中華そば」って言ったりしますよね?最後に紹介するこの「特札堂」のラーメンを食べれば、ラーメンが中華「そば」と呼ばれる理由に納得できます。まず最初に、申し訳ありません。メニューの写真を撮るのを忘れてしまいました。メニューは「中華そば」、「チャーシュー麺」、「ワンタン麺」、「チャーシューワンタン麺」の4種と、各大盛です。そのなかで、私がいつも食べるのは「中華そば大盛」ですね。余談ですがこのお店、平日だろうと平気で混むので、いつも閉店ギリギリに行っています

 

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中華そば大盛

このラーメンの何が凄いかというと「麺の香り」なのです。ラーメンというと、何よりスープが命というイメージを持つ方がいるでしょう。もちろんその考えも正しいと思いますが、ここであえて「そうじゃない!」と私は言いたいです。鼻まで届くこの中華そばの麺の香りの前では、具材はもちろんのこと、スープですら引き立て役になります。具材とスープのバランスが、麺を引き立てるように計算されているのでしょう。控えめなチャーシュー、食感が楽しいメンマ、豊かな香りのスープ。これらすべてが麺の引き立て役です。「ひとりはみんなのために、みんなは一ひとりのために」そんな言葉を連想させられます。あくまで「主役は麺」という確固たる意志を感じさせるラーメンです。中華「そば」というのは、麺の香りがあるからこそのネーミングなのですね。いつも貪るように食べてしまいます。

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この状態になるのなんて一瞬ですよ。

終わりに

文章中でも書きましたが、私は気に入ったものばっかり食べてしまう人間なので通うお店は限られてしまいますが、まだまだ他にもたくさんのおいしいものが福島にはあります。少なくとも、今回紹介した3つのラーメンの為だけに福島に来ていただいても絶対後悔しないと思ってます。間違いなく。このブログを読んでくださって、福島と福島のラーメンに少しでも興味を持っていただいたなら、とてもうれしいです。是非いらしてください。定休日には注意してくださいね。