郡王記   編・著 かすろう

ブログの名前は気にしないでください

【生物】生物の共通性と多様性 ~4つの共通性~

  21世紀の5分の1を過ぎた現在、およそ200万種ほどの生物が発見され、学名が付けられているそうです。まぁ、「これとこれは別種だ!」とか「これとこれは同じ種なんじゃないの?」とか、偉い学者さんの間で意見が対立することがあったりするようで。また、今こうしている間にも新しい種が生まれたり、発見されたり、絶滅したりと、その正確な数を追跡するのはほぼ不可能であるとは思いますが。

しかもあくまで約200万種といっても「学名がつけられている数」に限った話で、まだ名前が付けられていない種を考えるとその数は300万や800万。いやいや1000万~3000万かもしれない。多く見積もったら1億いるかもしれない、と数についても様々な意見があるようですね。

 ちなみに以前学名についてゴリラを取り上げながら解説したブログを書いたので、「学名ってなんぞや?」と興味を持たれた方は是非読んでみてください。

 ↓ こちらです

kooriyama.hatenablog.com

まぁ簡単に言えば「生物の正式名称」のようなものです。さほど興味がない方はそのような認識でかまわないと思います。

 

 そんな生物なんですが、どんな生物でも、超昔まで元をたどると同じ祖先に行き当たると考えられているってご存じでしたか?逆にいうと、「ある一つの生物が進化していってたくさんの種に枝分かれしていった」ということなのです。もちろんその中に私たち人類も含まれています。枝分かれの先っちょにいるのが現在生息している生物で、ヒトもそのうちの一種ということですね。

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おおよその樹形図です。相変わらず雑で申し訳ない。

かなりアバウトな樹形図で申し訳ありません。実際は生物の種類の数だけ枝分かれするのですが、あくまでイメージとしてこんな感じだということです。もし気になった方がいれば、「進化 樹形図」で画像検索するともっと精巧な画像が出てくると思います。まぁ、ここではホントあくまでイメージということで…

 

そしてもう一つ、生物学には結構例外が多い。このこともしっかり頭に入れておいてほしいと思います。物理や化学や数学といった他の理系の学問との大きな違いがここでしょう。例えば「重力は質量に比例する」という公式がありますが、これって例外ありませんよね?数式であらわせる、ちょっとくさい言い方をすると「宇宙の真理」ですよね。どんな場合でもなりたつ。(まぁ、専門家の方にこの話をしたら、もしかすると「いや例外あるよ」とか言われるかもしれませんが、キリがないので、ここでは例外がないということで…理系って恐ろしいですよねぇ。)それに対して生物は公式とか作るのがムズカシイ。「生物は10回世代を重ねると突然変異する」とか、そんな法則なんて無いと、なんとなく素人目にもわかりますよね。全然突然じゃねぇし。そんなわけで、生物は理系教科のわりには「公式にしたりするのがムズカシイ教科」ゆえに「例外が多い」ことをご理解お願いしたいと思います。

 

 前置きが長くなりました。それで今回伝えたいのは「これだけ多様な生物にも共通性がある」ということなのですね。共通の祖先がいるという考えも、すべての生物に4つの共通性がみられるからなのです。…この共通性に関しても「いや、3つだ!」とか「8つじゃない?」など、調べれば諸説でてくるのですが、ここでは4つということにさせてください。少なくとも高校の教科書などでは4つとりあげられておりますので。んで、その4つの共通性というのが

 

① 細胞膜に囲まれた細胞からできている

② DNAを遺伝情報としてもち、それをもとに自分と同じ特徴を持つ子孫を

  作ることができる

③ 生命活動にATPという物質のエネルギーを利用している。

④ 体内環境を一定に保とうとする仕組みがある

 

この4つです。

まず①。普段テレビや本なんかでも「細胞」という言葉を目にする機会はあると思います。地球上のすべての生物はこの「細胞」でできています。細胞のつくり自体も、「細胞膜」で囲まれているという共通性があります。

 

次に②。DNAというのはいわば「生物の設計図」のようなものです。この設計図をもとに生物は作られます。

 

そして③。生命活動というのは、呼吸や筋肉の運動などですね。これらは「ATP」という物質のエネルギーでまかなわれています。

 

最後に④。病原菌やウィルスが体に入ってくると熱やせきがでたりするのは、体内環境に異物が入ってきたのを感知して消去しようとする働きによるものです。

 

 これらは是非覚えていてほしいなと思います。「生物では公式を作るのはムズカシイ」と前述しましたが、それでも共通性や法則を見出すこともできます。「共通性と多様性」という相反するものを探求していくのが生物という分野の面白さでもありますからね。

 

 今回は軽く4つの共通性について触れただけでしたが、またの機会に一つ一つじっくり見ていきたいなとも思います。というわけで今回はここまでにしたいと思います。

 

【FF14】本でモンスターを殴り倒す魔術系男子【#2】

 こんにちはかすろうです。前回はFF14の世界で本格的に冒険を始める前にプレイを終えてしまいました。

 ↓ 前回 

kooriyama.hatenablog.com

 

なので今回もチュートリアルの延長みたいな感じになってしまうと思いますが、やっていきます。あと、前回ゲーム中の時間と現実の時間が連動しているのでは?みたいなことを言いましたが

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全然そんなことはありませんでした
おおよそですが、現実の一時間がゲーム中の一日ぐらいの感覚でした。

 さて、クエストを進める前にちょっと町の外に出てみました。まぁ、迷子になってうろうろしてたら出てしまったってだけなのですが。オープンフィールドのゲームの経験があまりないもので…

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 出てすぐのところに明らかにでかくて強そうなヤツがおったりしました。ふむ、確かFF零もこんな感じじゃなかったかな。でもあっちは結構アクション系でした。友人曰く14はがっつりRPGとのことなのでね、試しに勝てそうなヤツに喧嘩を売ってみましょうか。

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 そこら辺にいたレベルが低めのでかいテントウムシと戦います。現実にいたらって思うとゾっとしますね。つかコイツ持ってる本で殴ってますね!魔術師系じゃないのか、かすろうよ。

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ふぅ…なんとかテントウムシを本で殴りつぶせました。私は職業、いわゆるジョブに「巴術師(はじゅつし)」なるものを選びました。なんでもオトモ的なものを召喚したり?して戦えるらしいのですが、やりかたがわかりませんでしたね。
 まぁ、本で敵を殴り倒せることも分かったので、とりあえず町に戻ってクエストを進めてみますか。

・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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どこだここ

おかしいッ…!来た道を戻っていたはずなのに、橋を渡ってもエリア移動をしてくれないっ…!さらに追い打ちをかけるように地図の開き方がわからない!前回説明を受けたような気はするけれど!

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しかもなんかNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が羊とドンパチやってるし!

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とりあえず本で殴るが、NPCくんの魔法で私の姿が見えない。

 

てか町から出てのところに羊なんかいなかったな!多分こっちじゃない!

あ、見覚えのある所にでてきた!よかったよかった。

 あんま操作慣れないうちにウロチョロするもんじゃないですね…

反省して前回の酒場のおっちゃんから受けたクエストを進めていきましょうか。

 なんでも友人によれば序盤はダルいおつかいクエストが続くそうなのです。なので飽きないようユルく進めていきたいと思いますが、それでもやっぱ慣れないうちはクエストをメインにやってきましょうか。

 といってもやることは簡単。町にある三つの場所をまわるだけ。さくさく参りましょう。

 

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まずこの「エーテライト」なるもの。やけに周りにプレイヤーが集まっていますね。なんなんだろこれ?と思っていたら、またまたゴツイあんちゃんに声をかけられました。

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やたらガタイのいいあんちゃんに絡まれますねワタクシ…

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まあ端的に言えばワープポイントのようですね。呪文を使うとここにワープしてこられるようです。また、この広い町の移動も速やかに行えるよう、町のいくつかの場所にも似たようなワープポイントが設置されているようです。

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また、他の場所にもこのドでかいのは設置してあるようですね。他の地域にも町があるということでしょうか。わくわくが広がりますね。

 

 次は買い物のためのお店がある商店街みたいなとこですね。

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ここにもオンラインで一緒にプレイしているプレイヤーがごった返していて、さながら本物の商店街のような様子でした。ちゃんと3つの密は避けろよ。とりあえず

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この安いステーキを買いました。物価が安い…!まぁこれだけプレイヤーがいて買い物をしていれば経済も回りまくっているでしょうね。ちなみにアイテムの使い方がわからなかったので、ステーキは食べられませんでした。ぴえん。

 

 そして最後はギルドですね。なんでも職業ごとにギルドに所属することになるようです。私は巴術師を選んだので「巴術師ギルド」に所属することになりますね。

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なんだかムツカシイことを説明されましたが、これにて登録完了!しかし、なにやら実力を試す的なクエストが発生しました。

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なんでこうも覚えにくい名前の方が多いのでしょうか?とにかく、また町の外に出てモンスターを倒せばよいみたいですね。とりあえず酒場のおっちゃんのクエストはこれで終わりなので、モンスター倒しに行きましょうか!

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いつの間にか夜も明けています

 

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とりあえずネズミとテントウムシは本で殴り倒しましたが、「オーレリア」なるモンスターが見つかりません。どこにおるんだ?

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手探りでやっているうちに、地図の開き方はわかったので、ちょっと移動しながら探してみますか。

 そんな道すがら、なにやら怪しい洞窟を見つけました。

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こ、これは怪しい…!何やら冒険のにおいがプンプンします!ホントなら残りのモンスターを見つけに行くところですが、やっぱりRPGは寄り道が楽しいという側面がありますからね!好奇心に負けて突撃してみましょう!!

 

 

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入れねぇのかよ!

なんだよぉ!思わせぶりな洞窟のくせによぉ!いやぁ、絶対に入れると思ったんですがねぇ…仕方ない、意気消沈のままターゲットのモンスター探しに戻りますか…

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やたら他人の股の下に入りたがるかすろう。モンスターは、こっちから手を出さない限り敵対はしないようですね~。

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 と思ってたら、めちゃくちゃ積極的に襲ってくる敵にエンカウントしました。おまけに、けっこうレベルが高い!

 

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なんか意味ありげなシンボルが出ていたので近づくいてみたらこれですよ!どうやら特別な敵のようですね。道すがらなんとか魔法の使い方を理解しましたが、数が多いうえレベルもこっちより高いので、ここは戦術的撤退をしておきましょう。クッ、覚えていろよ…バッチリブログに書いたからお前らにやられたことは多分忘れないからな…!ちゃんと太字で強調しておいたからな…!

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股の下に入れないので、仕方なく並んで写真を撮るかすろう。

 あ!いたいた!ついに見つけましたよ残りのモンスター!

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クラゲっぽいモンスターですね。なんとなくポケモンのウツロイドに似ています。まぁ魔法を覚えた私の敵ではありませんでしたね。

 

 よし、問題なく倒せました。いつの間にかまた暗くなっていますね。とりあえず戦闘のやり方もなんとなくわかってきたので、今回はこれぐらいにしておこうかなと思います。少しずつ手探りでやり方を理解していくのもゲームの醍醐味ですよね!というわけで、またお会いしましょう。

 それでは、また!

  次

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【FF14】写真だけじゃ声はわからないよね。【#1(新規)】

 わたくし普段、まちまちゲーム実況動画を投稿させていただいている「かすろう」というつまらない者なのですが、なんやかんやありまして最近動画を撮れずにおるのです。いやぁ、もどかしいですねぇ。しかしもちろん、動画で撮る以外にもゲームはやります。さらにちょうどはてなブログの今週のお題が「ゲーム」だったので、新しく始めるゲームのことを書かせていただこうかなあと思った次第であります。

 んで、そんなゲームがこちらです

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突然FFがやりたくなってしまったのですよね。そんななか、友人が楽しそうにこの「FF XIV」をプレイしていたので私も買ってしまいました。なんでもオンラインゲームとのことではありませんか。FFもオンラインという時代なのですねぇ。月額料金とかサーバーとかは正直よくわかりませんが、とにかく今はこのFFやりたい欲を満たせるならなんでもいいのです。

ちなみにわたくし、FFをクリアまでやったことがあるのは3のみだったりします。PSPでFF零をやってたらクリア前にPSPがぶっ壊れ、ニンテンドーDSでFF4をやってたら途中でカセットがどっかいき、PS3でFF6をやっていたら、なぜかデータが消し飛び…今回はそんな感じにならないことを切に願っています。

 不安は残りますが、早速プレイしていきましょうか。

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ふむ、まずはサーバーを選ぶ的なsomethingのようですね。これに関しては問題ありません。事前に友人に「エレメンタルにしとけ」と言われていたので迷わずElementalを選びます。

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 次はキャラメイクですね。まぁこれは心で感じたままに作りましょう。

ほお、なかなかたくさん種類がありますね。人間っぽいのやケモっぽいの、やたらゴツイのそろってますね。

「ゴツイのってごっついい感じ」という理論でこういうのはゴツイのを選びがちなのですが…お、これいいなぁ。なんかビビビッときました!よしこういうのは勢いに任せて作ってしまうのが吉ですよね。

 

っという感じでできたのがこちら

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ドワーフっぽいのを選びました。ちゃんとカタカナで種族名がついていましたがなにぶん、カタカナ言葉を覚えるのが苦手なものでして…ちなみに何よりこだわったのは見た目と声とのギャップです。ハイ。画像じゃ伝わりませんよね。スミマセン。

わりかしさわやかそうな見た目してますがコイツ「ンヘヘッヘヘヘヘwwwww」ってな感じで笑ったりします。こっわ。たまにいますよね。「お前そのツラしてそんな声かよぉ!?」って感じの人。クロちゃんとか。

 

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私の名前「Kasu Rou」をコイツに与えて我が分身は完成です。笑い方キモイんであんま分身扱いはしたくないのですがとりあえずこれで完成ですね。ん?ファミリーネームが「ろう」、ファーストネームが「かす」でよかったよな…?日本語方式で呼ぶと「ろうかす」になってしまいますが、確かFFは英語圏と同じ名前と名字の方式のはず…まぁいいか!それよりも早くプレイしたい!次はワールド的なsomethingを決めるようですが、これも友人から教えていただいています。確か「ユニコーン」なるものを選べばいいと。お、なるほどこれをえらb…

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 !?

制限がかかっている!?なんですかそれは、聞いてないですよ!えー…なになに…あー、なんでも新規作成したキャラクターにボーナスが提供されるワールドのようですね。それでたくさん人が来て混雑してるから一時新規プレイヤーの制限をしている、って感じなんでしょうかね。

なるほど。友人がこのワールドを勧めてくれたのはそういう事情があったからなのですねぇ。まぁ、そりゃあボーナスがあるというなら人が集中するのも当然ですねぇ。仕方ない、ここは別のワールドを選んでおきましょうか。

 ってなわけで始まりました。

 

 

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突然かっこいい!

 

 

 

 

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夢でしたwwwwww

 

開幕つまんねー二コマ漫画みたいにしてしまいましたが、なにやら壮大な夢をみるところから始まりました。夢の中で「さわって かんじて かんがえて」みたいな教育番組で使われそうなフレーズを、思わせぶりに誰かが唱えていました。かすろうはおかあさんといっしょを日常的に視聴している可能性が…?

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そしたら気のよさそうなおっちゃんが話しかけてきてくれました。

なんだエーテル酔いって。

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名前は「ブレモンデさん」というらしいです。申し訳ありませんが。カタカナ言葉はなかなか覚えられないもので、すぐに忘れてしまいそうです。

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そしてこちらが拠点となるのでしょうか?「リムサ・ロミンサ」という国のようです。申し訳ありませんが、カタカナ語はなかなかおb…

 途中海賊に襲われかけたりしましたが、無事にリムなんとかという国に到着しました。

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 おっちゃんとはここでお別れのようです。この先また会う機会があるのでしょうか?まぁどうにせよ、次会う時にはもう彼の名前を憶えていませんね多分…

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 なんと餞別(せんべつ)までくれる。めっちゃいい人やん。でもこの画像のピント、後ろの白髪の人に合っちゃってません?

 そして上陸したところで、屈強そうなあんちゃんに声をかけられます。

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「リムフローさん」というらしいです。申し訳ませんがカタカn…ってか漢字の名前の人がこの世界観の国にいるわけないか…頑張ってみなさんの名前も覚えていきましょうか。

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お。とうとうここから操作ができるようですね。パソコンでやっているのですが、キーボードの操作ではなくゲームパッド(コントローラー)でプレイしていきます。さて、どれどれ。ムッ。最近2Dゲームばっかりやっていたからちょっと難しいな…しかもわたしが使っているこのゲームパッド、ニンテンドースイッチのコントローラとかによくある「Aボタン」と「Bボタン」の位置が逆になっているんですよね。クッ…難しい…

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なんとか話しかけられました。なるほど、人に話しかけて「クエスト」を受けましょう、と。そうやってストーリーが進んでいく感じですかね。

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 案内してくれるといったわりには、人をたらい回しにしてきやがりました。次はこの「溺れた…」なんて読むんだ?フグ?いや、フグは「河豚」か…クソ~、カタカナだけでなく漢字にも弱いことを露呈してしまいました。とにかくそこへ向かってみましょうか。

(海豚は「イルカ」らしいです)

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 余談ですがこのゲーム、対象にカーソルを合わせてから調べたり、会話をしたりするようですね。結構珍しいなと思うのですが、オンラインゲームでは普通だったりするのでしょうかね?

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また、カーソルを合わせられない人もいました。(頭の上に名前が出ていない人っぽいですね)こういった人には話しかけられないようです。

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なにやってんだお前。

 

 その後、溺れた海豚亭に向かい、そこのマスターっぽい人から歓迎を受けクエストクリアになりました。

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 その際、なんかいかつい兄ちゃんたちに因縁を付けられそうになったのですが、マスターのフォローでなんとかかわしました。

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なんでも人さらいが起きているとか。物騒ですねぇ。まぁ、私なんかは狙われる心配はないでしょう。笑い声キモイし。

 この後なぜかこの一連のイベントがもう一回繰り返されました。バグかな?

そして早くもここから自由行動開始!わくわくだぜ!

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わくわくのあまり酒場のお客さんを見下ろすかすろう。お行儀が悪いですね。

 とりあえずここからいよいよ冒険が始まるというところですが、今回はここまでにしようと思います。インストールになんと4時間近くかかってしまったのであまり時間がないのです。

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ゲームの世界も現実の時間と連動しているのでしょうか。きれいな夜空が拝めます。

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おおう…バッチリ現実時間が表示されていますね…さすがに眠いので、ブログの見直しと投稿は起きてからにしましょうか。

ってなわけでこれから面白くなるところでしょうが、今回はここでおしまいにしましょうか。今後も断片的にプレイ内容を投稿していこうかなと思います。

それでは。また!

 

 ↓次回

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【あつ森】指定暴力団にケジメをつけさせられました【縛り】

 先日私が書いた記事に、某たぬきさんの悪口ともとれる内容があったため彼の事務所に呼び出されました。

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 や、やはりあんな記事を書いたのがまずかったのでしょうか?無理くり借金を課す彼のやり方を批判しているともとれる記事を書きましたが、まさかこんなに早くに目をつけられるとは…何を隠そう、私は彼に借金をしていますから、正直怖くないと言ったらうそになります。

 しかしながら、呼び出された以上向かうしかありません。もしここで呼び出しをすっぽかすようなことをしたら…ガクガクブルブル。それこそ何をされるか分かったものではありません。意を決して、自宅から徒歩5秒ほどのところにある指定暴力団「田貫血組」事務所本部へ向かいます。そして腹をくくって組長さんの待つ部屋へ…

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指定暴力団「田貫血組」事務所本部

にこやかな顔で出迎えてくださった「田貫血組」組長の「田貫血」さんと若頭の「魔眼鬼血」さん。よ、よかった。どうやら怒りで腹の中がグツグツと煮えたぎっている、というほどのことではないようです。煮えたぎったらたぬき汁になっちゃいそうですもんね。

 しかし、なにやら大きな机が置かれていました。作業台のようですしたが、つい無礼とはわかりつつも田貫血さんにぶしつけな質問をしてしまいました。

「あれは、なんの机なのでしょうか?」

すると田貫血さんはにこやかな顔を崩さぬまま私の質問に答えてくださいました。

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? 「D.I.Y」?なにやら、聞きなれない言葉が田貫血さんの口からとびだしてきました。なんだろうそれは?なんでも今回私を呼び出したのは「D.I.Y」のためだとのこと。気になった私は再び質問していました。

 

「なんですか?ディー・アイ・ワイって?」

 

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おもむろに悩み始める田貫血さん

すると田貫血さんは少し悩み始めました。どうしたんだろう?

なんでも言葉で説明するのは難しいから実際に体験してもらいたいとのこと。なるほど。確かに百聞は一見に如かず。体験してみた方が早いかもしれません。それに前回あんな記事を書いてしまった以上、彼の頼みを断るのは少しいたたまれない気もします。

 ここはひとつ、彼の言うディー・アイ・ワイというのを試してm…な、なんですか!?魔眼鬼血さん?!なぜ私の体を押さえつけるのですか?!やめてくださ…うわ!!田貫血さん!?その手に持っているのは…さ、作業台の上にあった…!う、うあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!

 

 

 

 

 

 

 

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指定暴力団「田貫血組」事務所本部前

 なんとか命まではとられず、生還することができました。お、恐ろしい目に遭いました…やはり前回の記事の「ケジメ」をつけろということだったようです。なんとか顔だけの被害で済んだのは、彼らの優しさということなのでしょうか…?なにはともあれ、これからは田貫血組の監視の目が入るそうなので、好き勝手はできなくなってしまいそうです。

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若頭補佐の「痛武鬼血」さんが家まで送ってくださりました。

こうおっしゃってくださったので一つ質問させていただきました。

 「結局、D.I.Yって何だったのですか?」

そうするとニコニコしながら彼は教えてくれました。

D:どんどん

I :痛めつけて

Y:弱らせよう!

の略称であると。な、なんてことでしょうか…!あのなんの変哲もない三文字が、そんな恐ろしい言葉の略称だったとは…

 やはり知らないというのは恐ろしいことですね。普段私たちが耳にする「PDCAサイクル」や「DM」というのも、もしかしたらえげつない言葉の略称なのかもしれません。正しい知識を身に付け自分の身を守らなくてはなりませんね。今回の出来事を教訓にして、日々の学びを大切にしていきたいです…!

 

 

 

※この記事の内容はエイプリルフール用に書いて投稿が遅れた記事です。

 暴行の事実はございません。借金の事実はございます。

【あつ森】売り買い禁止でプレイできる?【縛り】

 先日、今アツい「あつまれどうぶつの森」通称「あつ森」をプレイし、僭越ながら実況プレイ動画を上げさせていただきました。

かすろう - YouTube

まぁ、ゲームの実況を始めたばかりの無名の私がただ実況しても誰も見てくれないだろうということで(この記事を書いている段階でもまだ視聴回数0回ですけれど…)縛りを付けて実況させていただいています。

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これは没にしたサムネです

 そしてその縛りの内容なのですが、「生活必需品(釣り竿や虫取り網など)以外物を買ってはいけない、そして売ってはいけない」というものです。どう森をよく知らない人のために説明させていただくと、上画像の気だるそうなたぬきが我々プレイヤーに身に覚えのない借金を課してくるのがどうぶつの森の恒例行事なのです。私は今回、ほとんどあつ森の事前情報を仕入れずにプレイしたのですが、今回も例にもれず彼は私に身に覚えのない金銭を要求してきました。

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毎回毎回、笑顔で金を請求してきます。

今までのシリーズでは、釣ったサカナやムシを売るというのが主なお金の稼ぎ方でして、それを縛ることによってきつい借金地獄を味わおう!というつもりで企画したのが今回の動画でした。

 でもですね、実はちょっと借金がないことを期待していたんですよ。ほぼ事前情報を仕入れていないといいましたが、今回は無人島で生活を送るということぐらいは知っていましたからね。無人島で生活するのなら、ワンチャンお金を使わない生活を送れるのではないか?ってことでね。しかしコイツ、問答無用で請求書突きつけてきましたね…

 しかしながら、私の「金がなくても生活できるのではないか?」というのはそれなりに的を射た予想でした。というのも、このたぬき後にこんなことを続けて言いました。

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 なんでも島で遊ぶと「マイル」なるものを入手できるようなのです。例えば「住民と会話する」や「家具を設置する」といったことを達成すると、それに応じてこのマイルがもらえるようです。ゲーマーの方なら「実績解除」みたいな感じと言えば伝わりやすいでしょうかね?そしてなんと良心的なことにこのマイルを使って借金払っていいよ。とのことなのです。(というか逆に最初の段階ではお金で借金を払えないっぽい)遊びまくってるだけで借金が減るという、どうやって利益得てるんだろうとヤボな疑いをかけてしまいたくなるほどの夢のようなシステムですね。

 さらに、もう一つ、無人島らしいとても面白いシステムについての解説もしてくれました。

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 それがこの「D.I.Y」というシステムです。(なんの略かは忘れてしまいました…)

 簡単にいうと「家具や道具を自分で作れる」システムです。今までのシリーズとは違って、今作では島中に木の枝や石といった素材のアイテムが落ちていて、それをつかってものづくりができるのです。なので釣りに使う釣り竿や、ムシを捕まえるための虫取り網も自分で作れてしまうのです。これによって従来のたぬきに依存したライフスタイルを大きく変えることができるようになりました。彼らはもはや我々のビジネスパートナーではなく、いざという時のための非常食ということになりますね。たぬき汁っておいしいのでしょうか?

 しかし、ここで個人的な問題が発生します。「この縛りたいしてきつくなくね?」と。そうなんです。物が作れる、借金は金以外で返せる。ええ、ほぼ不便がないのですよ。ホント「金に依存しない生活」ができてしまうばっかりに私の縛りプレイには何の魅力もなくなってしまいました。一応生活必需品を自分で作れるので、物の購入も一切禁止にして差し支えなくなったのはいいのですが、あまりきつくない。これは困った。

 まぁ、まだまだ始めたばかりでこれから何があるかはわかりませんからね。もし他に何か縛れそうなことがあったら縛りを追加していこうかなと思います。それでは、また!次回に続きます!

  ↓ 次回

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【古代】ギリシア世界が衰退するまで

 みなさんは「アレクサンドロス」ってご存じですか?バンドじゃないですよ。彼は紀元前の世界でも有数のメチャすごな王様なのです。前回はエーゲ文明からギリシア世界が確立するあたりまでお話をしました。

 

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ギリシアは「ポリス」という集団をつくって生活していたのでしたね。そしてそのポリスの中でも特に大きな力を持っていた二つ、「アテネ」と「スパルタ」を中心に、アレクサンドロス大王が出てくるまでの流れを見ていきましょう。

 

 

民主政ができた「アテネ」

 まずはアテネです。現在のギリシアの首都でもあるとても歴史のある地域ですね。商工業が発展したことにより、一般市民が経済力を高めました。それにより、市民は武器を買い武装して「重装歩兵」としてアテネのために戦いに参加するようになります。そうすると「自分たちが国を守っているのだから、自分たちも国の政治にかかわりたい!」という意思が芽生え始めます。それまでは貴族が政治を独占していたのですね。ちなみに、「重装歩兵」をいらすとやで検索をかけてみたらすごいのが出てきました。いらすとや侮れませんね。

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「ファランクス」という陣形らしいですね

  その後、「ドラコン」という人物が「成文法」という識字可能な市民なら誰でも読める文字で書かれた法をつくり、貴族が法を独占するのを防ぎました。しかし彼の法律はとても厳しかったようです。「悪いことをしたら死刑」ぐらいの極端なものだったようです。こわいですね。

 次に「ソロン」という人物が納税額に応じて市民を階級分けし、段階的に参政権を与える「財産政治」を始めました。これにより参政権も、まだまだ不平等ながら市民に広がっていきました。高額納税者は偉かったんですね。また、前任のドラコンの厳しい法の緩和も行ったそうです。

 ここで、「ペイシストラトス」という人物が武力でアクロポリスを占領しアテネの実権を握ります。自らを「僭主」と名乗り「僭主政治」を行います。これは事実上の独裁政治です。しかし、独裁というと聞こえは悪いですが、一定の層からの支持は得ていたようです。また、ペイシストラトスが政治を独占したので、事実上「貴族」と「平民」の差は無くなったといえますね。ここでまた、いらすとやで「僭主」と検索してみたのですが、一件も画像が出てきませんでした。(2020年3月24日現在)いらすとやもまだまだですね。

 しかし、その後悪い独裁を行う僭主が続いたようです。そこで「クレイステネス」という人物が「陶片追放」という制度を開始します。これは僭主になりそうな人物の名前を陶片に書き、それを投票して票の多い人物をアテネから追放するという制度です。また彼は、民衆を血筋などではなく居住区によって区分しました。これによって貴族の家系であるメリットが薄れていきました。

 最後に「ペリクレス」というアテネの将軍が、成人男子全員に参政権を与え、アテネの民主政は完成します。この「ペリクレス」の時代がアテネの黄金時代と呼ばれます。転じて、何かにおける黄金時代のことを「ペリクレス時代」と表現することもあるようです。

 

メチャ厳しかった「スパルタ」

 アテネともう一つ、とても強い力を持っていたポリスが「スパルタ」です。今でも厳しい教育のことを「スパルタ教育」なんていいますよね。その語源になったポリスです。アテネとスパルタの位置は下図のとおりですね。相変わらず雑で申し訳ない。

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おおよその場所です。

 

 スパルタでは「リュクルゴスの制」という厳しい制度がとられていました。(「リュクルゴス」はスパルタの王様の名前です。)軍事力を極めて強くなっていったような国ですね。

 そんなゴリゴリの武闘派国家だったのでドゥンドゥン他地域を侵略していきます。そうしているうちに、侵略した地域から獲得した奴隷の人数が凄いことになってしまいます。農業に従事していた奴隷を「ヘイロータイ」、商工業に従事していた異民族を「ペリオイコイ」といいますが、これらを合わせた人数がなんとペルシアの男性市民の10倍以上もいたとされているようなのです。自分たちの10倍以上の人間が一斉に反乱なんて起こしたらたまったものではありませんよね。なのでペルシアの男性市民は日ごろからとても鍛えていたというわけなんですね。

余談ですが、この「ヘイロータイ」と「ペリオイコイ」個人的にすごい覚えにくかったです。なので無理やり「兵老体」と漢字をあてて覚えたり、ちょうど「あつまれ!どうぶつの森」が発売されたぐらいの時期だったので、「ぺりお憩い」と覚えたりました。ぺりお。わかる人にだけ伝わってくれればいいな。

 

古代有数の大戦争「ペルシア戦争」

  ここで、全オリエントを統一したアケメネス朝の「ペルシア帝国」が登場します。「オリエント」とはある地域から見て太陽の昇る方向のことを指しますが、古代においては主に、古代ローマからみて東の方角の地域のことを指します。英単語にも、「東洋の」という意味の「oriental(オリエンタル)」なるものがありますよね。今の地域で言えばちょうど中東あたりに分布していた帝国です。

 そんな広範囲をも支配していたペルシア帝国ですが、ある時領域内のギリシアのポリスが反乱を起こします。これを地域の名前からとって「イオニアの反乱」と言います。さらにこの反乱をアテネが支援したことによって、ギリシア世界とペルシアとの対立が明確なものになってしまいます。大国ペルシアが攻めてくることになったので、アテネはスパルタをはじめとする他のポリスと手を組み、戦争に臨みます。ポリス同士はライバルでもあったのと同時に、同じギリシア人としての民族意識もあったのですね。このギリシア陣営とペルシア帝国との戦争を「ペルシア戦争」と言います。この戦争はなんと50年にも及ぶ長い戦いでした。戦争の内容をここにまとめると内容がとんでもないことになってしまうので、ペルシア戦争の内容についてはまた別の記事でまとめたいと思います。

勝利したものの…

  およそ50年にも及ぶ戦いの末、何とかペルシアを撃退することに成功したギリシア陣営ですが、ここでポリス同士に溝ができてしまいます。まずアテネが「またペルシアが攻めてくるかもしれないから、その時のためにポリス同士で同盟を組んでおこう!」と「デロス同盟」を組みます。これを見たスパルタが「アテネがポリスをまとめてギリシア世界を支配しようとしている」と考え、対抗して同じように他のポリスと「ペロポネソス同盟」を組みます。こうしてアテネとスパルタとの間で「ペロポネソス戦争」が起こります。さらにここに「テバイ」という都市国家が参戦して、ギリシア世界が荒廃していくことになります。

 『オリエントから攻めてきたペルシア帝国が引き起こしたペルシア戦争から数年。ギリシア世界は「デロス」、「ペロポネソス」、「テバイ」の三つに分かれ、混沌を極めていた…!』

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ペルシア戦争時代の地図

「マケドニア」の台頭とポリスの衰退

  ペロポネソス戦争はペルシア側の勝利で終わりましたが、戦争によってギリシア世界は疲弊してしまいます。そこで突如として現れたのがフィリッポス2世が治める「マケドニア」という国です。このマケドニアという国はギリシア人の国でしたが、ポリスをつ作らないなど、他のギリシア人とは違う生活スタイルをとっていたので、周りのギリシア人から格下扱いされていたようです。しかし、虎視眈々と力を付けていたマケドニアは、ペロポネソス戦争の後に「カイロネイアの戦い」でテバイとアテネを破り、「コリントス同盟」という形で傘下に収めます。ちなみにスパルタはこの同盟に加わらなかったようですね。

 そしてフィリッポス2世の子供こそがかの「アレクサンドロス大王」です。彼は「東方遠征」を行い、東へ進軍しました。ペルシアをも破り、インドの北西部あたりまで勢力を伸ばします。しかし、そこまで進軍したのを最後に、アレクサンドロス大王は32歳の若さで亡くなってしまいます。ギリシア世界からオリエント世界までに及ぶ広大な帝国を、わずか二代のうちに築き上げました。

 ちなみに、フィリッポス2世は私的「名前の『ポ』の違和感が凄い王様」第三位です。二位はベルギーの「レオポルド2世」、一位はこれから現れそうなので空けてます。

まとめ

 ポリス同士結束することで強敵ペルシアを撃退することができたギリシア世界ですが、皮肉なことに衰退の原因になったのもポリス同士の同盟でした。そして新しくマケドニアが頭角を現すことになっていったのですね。ということで今回はここまでです。何か間違いや意見がありましたらコメントをしてくださるとうれしいです。

【原点】ヨーロッパ文化の源流「エーゲ文明」

 みなさんは「エーゲ文明」って知っていますか?世界史を学んだ人ならばご存じでしょうが、世界史に触れる機会がなかった方には馴染みの無い名前かなと思いますね。かくいう私も学校で世界史を学んだわけではないので、この文明の名前を知ったのは趣味で世界史を学び始めてからです。そんなエーゲ文明ですが、ギリシア文明の前身のような文明で、ヨーロッパ文化の源流ともいえる文明なのです。

 と、いうわけで今回は私の復習を兼ねて、ヨーロッパ周辺の古代文明の起こりについてまとめをしていきたいと思います。

 

 

エーゲ文明とは?

 まず最初にエーゲ文明とは、ギリシア周辺の地中海である「エーゲ海」で起こった文明のことです。文明が成立するためには、特定の地域に人口が集中する必要があります。エーゲ海は海上交易が盛んだったことと、地形が入り組んでおり平地面積が狭かったことから、その狭い平地に人口が集中しました。そうして起こった文明というわけです。

 さらにエーゲ文明は前期と後期があり、前期はエーゲ海の「クレタ島」で栄えた「クレタ文明」と呼ばれる文明、後期はギリシア本土で栄えた「ミケーネ文明」と呼ばれる文明です。

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エーゲ海周辺 見にくくてごめんなさい

 両者ともに青銅器を使用した文明だったようですが、文明の性格は真逆でした。

 クレタ文明は明るく開放的な文明でした。クレタ島には「クノッソス」と呼ばれる巨大な宮殿の遺跡が残っています。この宮殿は、ギリシア神話の怪物「ミノタウロス」の話の舞台にもなっているようです。また、ミノタウロスの父は「ミノス」という名の王であるため、エーゲ文明のことを「ミノス文明」と呼ぶこともあるようですね。神話と実在の人物がごっちゃになるのは古代あるあるのようです。むしろ古代の人物から神話が構想されたと考えるべきなのでしょうかね?とにかく

「クレタ文明、クノッソス、ミノタウロス、ミノス、ミノス文明」

このあたりは連想して覚えておきたいですね。 しかし、開放的な文明だったことがあだとなり、外から来た同じギリシア人の一派であるアカイア人に滅ぼされてしまったようです。

 一方でミケーネ文明は好戦的な文明だったようです。中心地もクレタ島からギリシア本土の方へ移りました。移った土地の名前が「ミケーネ」という場所だったので、それがそのまま文明の名前に使われたようです。この文明の時代に「トロイの木馬」で有名な「トロイ戦争」が起こったようです。アナトリア半島(古代では「小アジア」と呼ばれることが多いです)の「トロイア」という国と、ミケーネ文明地域のギリシア人との戦争です。結果はギリシア人側の勝利で、この戦いは後の世のギリシア人「ホメロス」によって「イリアス」と「オデュッセイア」という叙事詩にまとめられました。叙事詩とは簡単に言うと、歴史的な物語性のある詩のことです。

 

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アナトリア半島とトロイ、ミケーネ位置

 その後、突如としてミケーネ文明は崩壊してしまいます。やはり大昔のことなので、正確にはわからないことも多いようなのです。私個人の意見ですが、正確な年表を覚える必要がないので古代の歴史学習はすごく楽ですね。同時に、まだわからないことも多いのですごくロマンを感じます。

 

ポリス世界へ

 ミケーネ文明が崩壊したのはおおよそ紀元前1100年頃だと考えられています。その後400年近くの空白の時期があり、次第に「アクロポリス」と呼ばれる小高い丘のふもとに「アゴラ」という広場が作られるようになります。そしてそのアゴラを活動の中心にして「ポリス」と呼ばれる古代ギリシア人の都市国家が作られます。ここで注意してほしいのが、ポリスは一つだけでなくたくさんあったことです。アクロポリスも一つだけではなかったようです。最初私は「アクロポリスは一つだけで、その周りにたくさんポリスが存在していた」と勘違いしていました。間違えないように気を付けてくださいね。

 これらの別々のポリスに住むギリシア人は、お互いに対抗意識を持ち合わせていた一方で同じ神話の神様を信仰したり、大きな外敵が攻め込んだ時には手を取り合ったりと同じギリシア人としての仲間意識も同時に持ち合わせていたようです。自分たちギリシア人を「ヘレネス」と呼ぶ一方で、ポリス世界の外からくる他民族を「バルバロイ」と呼び区別していたようです。古代オリンピックもこの時代にポリス間で行われていたようです。余談ですが「古代オリンピック」といらすとやで検索をかけてみたら画像が一件も出てきませんでした。(20年3月22日現在)いらすとやもまだまだですね。

ヨーロッパ各地へ広がる

 ポリス社会が栄えて人口が増加していくると、次に土地の不足で困ります。先述のとおり、エーゲ海周辺は入り組んだ土地が多く平地が少なかったのです。そこで古代ギリシア人は、各地へ植民地を広げます。こうしてヨーロッパ各地に古代ギリシアの文化が広がっていきます。今のイタリアに「ネアポリス」、フランスに「マッサリア」という植民地を築きます。そしてその名前が

「ネアポリス」 → 「ナポリ」

「マッサリア」 → 「マルセイユ」

と、現在に引き継がれているようです。「ヨーロッパ」という名前も、ギリシア神話の「エウロペ」という名前の女神が由来と言われています。古代ギリシアがヨーロッパに深く関わっていたことがうかがえますね。

まとめ

 他の文明は、砂漠地帯の人々が水を求めて川の周辺に集まって起こったものがほとんどです。そのことを考えると、エーゲ文明の成り立ちは少し特別ですね。この後、新たな政治体制ができたり、他文明との大きな争いが起こります。それらの出来事は、また次の機会にまとめていきたいと思います。内容について、間違いや意見があればコメントしていただけると嬉しいです。

 

次回はポリス社会が衰退するまでをまとめていきたいと思います

↓ 次回 (2020年3月29日更新) 

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 そういえば、古代オリンピックの画像は出てきませんでしたが、古代ギリシア人の画像は出てきました。いらすとやもなかなかやりますね。

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比較的オーソドックスな古代ギリシアの男性